OrionFieldStack
統合Web GUI (ofs_gui)
Orion Field Stack(OFS)の各機能は、CUIベースで作られていますが、ブラウザから一元管理できる統合Web GUI(ofs_gui)を通して操作することもできます。
これを使うことで、コマンド操作を意識することなく、スマートフォンやPCのブラウザから直接システムにアクセスできます 。ここでは、撮影からデータ解析までをサポートする5つのメイン画面について紹介します。
※ インストール方法や設定の詳細については、GitHubリポジトリをご参照ください。
1. SHUTTER(撮影コントロール)
カメラのシャッター制御を行う基本画面です。GPS、INDI、FlashAirとの接続状況などのシステムの現在の状態を確認することができます。
自動撮影:
露出時間や撮影枚数などの条件を指定し、撮影セッションを開始します。
ステータスの表示:
画面の右上パネルでは、GPSから取得した位置情報・時刻や、INDIサーバーを通じた赤道儀の現在座標(RA/DEC)などのハードウェア状況をリアルタイムで確認できます。
ログと進行状況:
コンソールログとプログレスバーで、現在の撮影進行度をひと目で把握できます。

2. LOGDATA(データ確認と解析)
撮影した画像ファイルのプレビューと、各種解析ツールを呼び出す画面です。
画像プレビューとメタデータ:
リストからファイルを選ぶと、画像プレビューとともに、露出時間や座標などの詳細なメタデータが表示されます。
位置補正(SSE)の実行:
SkySolverEngine を呼び出して画像を解析(プレートゾルビング)し、望遠鏡が実際に向いている正確な座標を割り出します。
品質チェック(StarFlux)の実行:
画像から星を検出し、星の丸さ(楕円率 Ellipticity)などを計算させて画像の品質をデータ化します。

3. STARFORGE(画像選別とスタッキング)
解析データをもとに、条件を満たした画像だけを自動でスタッキングする画面です。
ヒストグラムを使った閾値設定:
画像ごとの星の丸さ(楕円率 Ellipticity)やシャープさ(FWHM)がヒストグラムで表示されます。グラフを見ながら閾値を設定し、スタックに使う画像を直感的に選別できます。
キャリブレーションの適用:
フラットファイルやダークファイルを指定し、ノイズや周辺減光の補正をかけながらマスター画像を生成します。

4. FLAT VIEWER(フラット画像の評価)
生成したマスターフラット画像を、3Dグラフなどで視覚的に評価・プレビューできる画面です。
3Dサーフェス表示:
光の落ち込み具合(周辺減光)を3Dの曲面グラフで表示し、光学系のムラを直感的に確認できます。

5. DARK VIEWER(センサーノイズの解析)
マスターダーク画像を解析し、カメラセンサーのノイズ特性を確認する画面です。
ホットピクセルの特定:
センサー上の異常な輝点(ホットピクセル)の分布を、ヒートマップで視覚的に確認できます。
ノイズの偏り評価:
行や列ごとのノイズの偏り(アンプノイズ等)をグラフ化し、センサーの特性を把握するのに役立ちます。

